「ホームホワイトニング」ってどんなもの?
ホームホワイトニングは、歯科に一度通って、道具と材料を買って自宅で行うホワイトニングです(場合によっては数回の通院が必要になる場合もあります)。
ホワイトニング用の薬をマウスピースに装入して装着し、都合のいいときに簡単に自分の歯を白くすることができるのがメリットです。
ホームホワイトニングのメリット
歯科で道具と材料(マウスピースと薬剤)を買えば(処方が必要です)、自分がやりたいときにホワイトニングができることがメリットです。
子育て中で歯科医院に通えなかったり、仕事が忙しくて時間がとれない方などにホームホワイトニングはおすすめです。
歯科で行うホワイトニング(オフィスホワイトニングといいます)に比べて、色素の分解が細かくなるので白さを維持しやすいのが大きなメリットです。
また、時間をかけて白くするので、自然な仕上がりになりやすいです。
ホームホワイトニングのデメリット
ホームホワイトニングはほぼ毎日、最低でも30分はマウスピースを装着し続けなければなりません。
そのため、30分以上喋れなくても良い環境を整えられない方は難しいホワイトニングになります。
また、ホームホワイトニング直後は色を吸収しやすいので、珈琲や紅茶、タバコなどは数時間程度我慢する必要があります。
家で行えるホワイトニング薬剤は低濃度なので、歯科でのオフィスホワイトニングに比べると白くなるまでに時間もかかります。
ホームホワイトニングをするための道具と材料
マウスピースホワイトニングの薬剤をマウスピースに装入してから装着します。薬剤を歯に均等に浸透させるために必要です。 |
薬剤歯を白くするための薬剤でです。 |
ホームホワイトニングの手順
ホワイトニング前の色を撮影
ホワイトニング前と比べてどれだけ歯が白くなったかを比較するために、ホワイトニングをする前の歯の色を撮影しておきます。
今の色からどこまで白くしたいかも希望を聞いて薬剤の種類も決めます。
マウスピース制作
患者様の歯を型取りして、ホワイトニング用のマウスピースをオーダーメイドで制作します。
ホワイトニング開始
マウスピースが完成したら、薬剤を装入してホワイトニング開始です。
希望の色になるまでは毎日30分~数時間程度ホワイトニングを行います。
ホワイトニングが終わったらい、マウスピースはきれいに水洗いして専用のケースに入れて保管します。
ホームホワイトニングをする前に知っておくべきこと
歯が白くなりにくい場合もある
ホワイトニングは天然の歯のみ有効で、被せものや詰め物は白くすることができません。
また、歯の神経が死んでいる歯や神経治療をした歯も白くなりにくいです。
白くなりにくい歯はホワイトニングではなく、被せものや歯のマニキュアで白く見せる方法があります(当院では取り扱っておりません。)。
ホームホワイトニングを
安全に行うために
ホームホワイトニングは患者様が行わないといけないため、歯科医師の指導通りに行う必要があります。
もちろん、万が一が起こらないように薬剤の濃度を低くしているため、安全性には基本的に問題はありません。
白くなった歯を維持するために
ホワイトニングは白くなったら終わりではなく、終わった後の対処で白さが維持できるかどうかが変わってきます。
着色しやすい飲食物などに注意
歯の色をつけてしまう原因になる飲食物は、コーヒー、お茶、ワインなどがあります。
基本的に色が濃いものは歯にも色が付きやすいと考えてください。
こういったものを飲んだ後は、すぐにお水で口を濯ぐだけで色戻りの防止になります。
口に何かをいれたら、最後には口を濯ぐ習慣をつけましょう。
ホワイトニングQ&A
- ホワイトニングの効果が持続するのはどれくらい?
- 半年程度が目安ですが、喫煙や食生活によって変わります。タバコを吸わない、なるべく歯に色移りしやすい食べ物を避けるということに気を付けていただければ、効果がより長く持続させることが可能です。また、定期的にホワイトニングする習慣があれば、永続的な効果が期待できます。
- ホワイトニングでの健康被害はあるの?
- 通常のご使用で身体に悪影響が及ぶことはありません。また、ホワイトニングのジェルによって、歯質が弱まることもありません。しかしホワイトニングジェルを、インターネット通販などを利用して購入することは避けてください。安全面での問題が消費期限などによる品質低下などで多く懸念されます。当病院では品質管理を徹底しているため、このような心配はいりません。
- 差し歯とかも白くなるの?
- 神経が通っている天然の歯のみしか、ホワイトニング効果が期待できません。そのため審美補綴治療で、差し歯を白くされたい時は対処します。
- ホワイトニングとクリーニングに違いはあるの?
- クリーニングは専用器具で、歯の表面にある歯垢や歯石、黄ばみなどを研磨します。クリーニングはその人が持っている天然の歯の色まで白さしか上限はありません。
ホワイトニングは、科学的に歯を白くさせることができるホワイトニング剤を使用する治療です。このためホワイトニングで施術いただくと、元の歯よりも白くすることが可能です。
- ホワイトニング治療で注意するところは?
- 保険が適用されませんので、ホワイトニング治療は自費診療しなければなりません。また治療中や治療後に、歯質が薄い方は一時的ですが知覚過敏になる可能性がございます。
ホワイトニングは是非当病院へご相談を
ホームホワイトニングは患者様がやらなければならないことが多いですが、自分の都合に合わせてホワイトニングできることが大きなメリットです。
希望の白さになってからも飲食後のケアを意識して、白さを維持しましょう。
当病院では一人一人の患者様のご希望に添えることができるようにホームホワイトニングをご用意しております。
ホワイトニング施術に興味のある方は、是非当病院へご相談ください。
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